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女性にしかできないこともある
大前●でも、まだまだ融和しているとは言えないですよね。私も、女性社長というだけで、逆風もあったりしますから(笑)
財尾●あと、ちょっとお金を出せば女性はついてくると思って、女性を見下している男性もすごく多い。私自身、男性からそんなことを言われたことがありまして……(笑)。だからはっきり言ってやったんです。「私はお金では動きません。お金で人の心は買えません」と。
大前●でも、そんなくだらない男性を生み出してしまったのも、結局は女性なんですよね。お金になびいてしまう女性がいるから、男も「お金さえあれば何とでもなる」と思ってしまう。まわりに本当に素敵な女性がいれば、きっと男性もそんな発想にならなかったはず。だから、究極的にはすべてが女性次第という気もするんです。
財尾●お互い思い上がってはいけないんですよね、男も女も。お互いを尊敬しあう気持ちが大切で、だからこそ融和力が求められているというか。
大前●男性も、社会進出する女性に対して「女性がでしゃばっている」という見方をするのではなく、「俺たちのできないことをしてくれている」という風にみてほしい。そんな気持ちを持ってくれれば、きっと余計な反発もなくなりますし。
財尾●そうですね。でも、男の人ってプライドが邪魔するのか、なかなかそうは思ってくれないですよね。
大前●きっと頭の片隅では“女性だからこそのすごさ”を感じ取っているはずなんです。でも、それを認めてしまうと、男性としての自分の立場が揺らいでしまうのではないかと錯覚している。単に女性に負けることが悔しいのかもしれません。だから、女性を認めようとせず、お金や権威を持ち出して優位に立とうとする。
財尾●でも、そんなプライドって、男の人特有だと思いません? 私たち女性にはまったくない感情ですよね。
大前●たしかにまったくないですね。だからこそ、これからの時代、女性が変えていかなければいけないと思います。たしかに男性が作り上げてきた社会って私 たちには真似できないし、すごいことです。でも、これからは男性だけが主導権を握っているのではダメ。私、別にフェミニストではないんですけど、今後は女性も積極的に社会に関わっていく必要があると思うし、そのプロセスの中で男性も女性も真価が問われていくと思いますね。
財尾●男性と女性という資質のまったく異なる人間が、この地球上に住んでいる。そうするとやはり融和が大切だし、融和するにはやはり愛がないとできないですよね。愛ってやっぱり大事。
大前●そうですよ! 私たち自身、愛あってこの世に生まれたわけですし、結局すべてが愛だと思うんです。
財尾●男と女の愛であったり、先ほどの茶道の家元のお茶会のエピソード(第一回対談に掲載)でお話したような一流のための愛、一瞬のための愛。そんないろいろな愛を大切にできたら素敵ですよね。
大前●きっと世の中の人は、そんな「愛」に気付こうとしているんですけど、今は気付くきっかけがないんでしょうね。だからこそ、私たちは仕事を通じて少しでも多くの人に気付きのきっかけを与えてあげたいですよね。
対談を終えて 4回連載の2回目。
私は前回の1回目の「1本の椿」ですでに号泣しましたが(笑)
そして、恋愛だけでなく、社会においても「男女の融和」って大事だなと思いました。
お互いの「性」を尊重しながら、お互いの役割を担っていけたらと思いますね。
1回目の社長対談はこちら
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