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社長、社員にはそれぞれの役割がありどちらがすごいとか、偉いということはない
大前●ところで、住友さんは大学卒業後すぐに起業されていますよね。いったん就職をして、社会経験を積もうという発想はなかったんですか?
住友●不思議となかったですね。自分が経験してきたことを活かして、女性が豊かな気持ちになれる場所を作りたい……その一心だったように思います。
大前●根っからの起業家気質を持っていたんでしょうね。私は、どちらかというと、いろいろな仕事を経験して、いろいろな人と出会う中で、起業家としての自分を見出していったところもあるんですよ。
というよりは、私の場合会社員としてだと個性を発揮するのに限界を感じてしまったところもあります。
社会というのはきっとさまざまな役割があって、会社に属してプレーヤーとしてすごく能力を発揮する人もいれば、会社を創造する立場になってこそ個性を発揮できる人もいる。私の場合、やはり自分がある程度自由に考えたり動けたりできる環境でこそ、感性を発揮できるタイプなんだなと気付いたんです。
住友●たしかにそうですね。雇う側、雇われる側どちらがいいとか悪いじゃなく、その人の適正としてあると思います。
セルフプロデュースの大切さ

大前●それに仕事において、社員なのか社長なのかとか雇用形態って、実は大した問題ではないと思うんですよ。それよりもっと大切なのは、どうすれば自分の感性や魅力を活かせるかということだと思います。さきほど住友さんも「起業する前に自分の強みを考えた」とおっしゃいましたけど、まずは自分自身を振り返り、そのあとに自分の感性や魅力を輝かせることができるワークスタイルを模索するという発想ですよね。
住友●結局、「セレブスタイル」を通じて、私が世の中の女性たちに伝えていきたいこともその点なんですよ。自分で自分をプロデュースする、セルフプロデュースの考え方。「せっかく勉強していい大学に入って、一流企業に就職したのに、仕事もプライベートもパッとしない」と思っている人って今の世の中に多いと思うんですけど、それは周りのせいではなく、その人自身が自分の魅力の活かし方、表現の仕方を知らないだけ。だからこそセルフプロデュースが大切なんですよね。自分をイキイキと輝かせるためにさまざまなマナーや知識を身に付けて、さらにその身に付けたものを社会に出て表現していく。そんな女性って、どんな立場、どんな仕事に就いていても、すごくステキだと思うんです。
可能性は特別な人だけでなく、誰にでもある
人とのつながり、社会とのつながりなどがあってはじめて会社や仕事は成り立つもの
大前●私もそう思います。可能性というのは誰にでも平等にありますからね。あとはそれを活かすか、活かさないか。とはいえ、住友さんもきっと同じことを感じてらっしゃると思うんですけど、何事も決して一人では成り立たないんですよね。家族とのつながり、社会の中でのつながりなどがあってこそ、はじめて成り立つというか……。
住友●分ります! 「セレブスタイル」も、生徒さんが来てくれて、みなさんが「ここに通ってよかった」といってくださるからこそ、今のような形で続けられたという部分もあるんです。ホント生徒さんに支えられている気がしますね。それに社員を雇うようになって、社長の役割として彼女たちを引っ張っていかなきゃいけないんですが、その過程でいろんな苦労や喜びがあって、そのすべてが今の自分の糧になっていますね。
大前●きっとお客さんや生徒さん、また部下たちが成長する過程で、自分自身も変わっているんですよね。周りのみんなから学ぶことって、本当に多いですから。
住友●そうですね、私たち自身もまだまだですからね。
大前●ええ、ホント未熟だと思います。
住友●だからこそ、周りの人たちと一緒に、もっともっと自分を磨いていかなければいけないと思っています。そのためには人と人、人とモノの出会いやつながりを大切にしながら、いつも感性を刺激するように心がけています。
大前●社長だからってふんぞり返っていては、きっと何も得ることはできないし、成長もできませんからね(笑)。
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